<Header>
<Author: 劉方平>
<Title: 夜月>
<Format: 格式不明>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文有假名>
<style2: 日本現代譯文附假名標注>
<TranslatedTitle: 月夜>
<BookPage: 279>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
更深月色半人家，
北斗闌干南斗斜。
今夜偏知春氣暖，
蟲聲新透綠窗紗。
<End Poem>
<Translation>
夜（よる）がふけて、月光（げっこう）が立（た）ち並（なら）ぶ人家（じんか）の片側（かたがわ）半分（はんぶん）を照（て）らし、北斗七星（ほくとしちせい）は、夜空（よぞら）にきらめいて横（よこ）たわり、南斗六星（なんとろくせい）は、ななめに輝（かがや）いて見（み）える。

この夜（よる）に、今思（いまおも）いがけなくも、春（はる）の暖（あたた）かな気配（けはい）に気付（きず）いた。その時（とき）虫（むし）の声（こえ）が初（はじ）めて緑色（みどりいろ）の窓（まど）の薄絹（うすきぬ）のカーテン越（こ）しに聞（き）こえてきたからである。
<End Translation>